理由の推測

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心の病について

うつ病患者の人数は近年増加しています。その理由は、現代のストレス社会が原因であると共に、うつ病の知識が広がり、自分がうつ病ではないかと疑って受診する人が増えているからです。そんなうつ病とは、具体的にどのような病気なのでしょうか。実はこの病気になってしまう原因や発症のメカニズムは、いまだ解明されてはいません。ですがこれまでの研究によって、脳の機能障害である事が判明してきています。つまり精神的、および肉体的にたまったストレスによって、脳の中の神経伝達物質が異常をきたし、それによってさまざまな症状をおこす病気なのです。この神経伝達物質が脳の中で感情をコントロールしている物質なため、うつ病になってしまうと感情のコントロールがうまくできなくなり、些細な事で悲しくなってしまったり、今まで楽しかった事が楽しく感じられなくなってしまうのです。

なぜ理解されにくいのか

うつ病に関する知識は近年広がっていき、受診患者数が増えている一方、その患者への理解はいまだ低く、偏見や誤解も少なくありません。なぜうつ病は理解されにくいのでしょうか。その理由として、第三者から見ても「病気」であるとわかるものがない事があげられます。つまり、血液検査をしたら正常値ではない数値が出た、画像診断で影が映った、となればその身体に異常がある事は明白です。ですがうつ病にはそうした第三者から見てもはっきりとわかる診断内容がありません。更に、誰もが多少なりと落ち込んだりやる気が出ないと感じる時があり、それを乗り越えた自身の経験から、やる気がないのは甘えであると判断してしまう場合があります。そうした自身の経験と、はっきりとわかる証拠がないため、うつ病の患者への理解が未だ低い要因の一つであると考えられます。